「結婚指輪って買い換えてもいいのですか?」と聞かれることがあります。答えは「Yes」といっていいでしょう。これから結婚指輪を選ぶ若いカップルは驚くかもしれませんが、STORIAでは毎月何本か、お客様の指から外れなくなった結婚指輪を「切る」という作業をします。今回は「実は私も少し悩んでいる・・・」という方々のために、「結婚指輪を買い換える」という選択肢があってもいいことをお伝えします。
結婚指輪を買い換えるタイミング
買うときは「一生」着けるつもりで買う結婚指輪ですが、実際に着けっぱなしのまま結婚生活を送り始めるとさまざまなことが起こり、これ以上身に着け続けることがどうなのか・・・と考えてしまうこともあります。車でも洋服でも、どんなに高価なものを購入しても「一生」使えるものはありません。皆さん、定期的に買い換えているはずです。指輪だけが「一生」というわけにはならないのも、よく考えれば当然のことだと言えるでしょう。
長い年月、使い続ければ、指輪は傷だらけになります。どんなに丈夫な素材を選んでも、その指輪を身に着けたまま物を持ったり、作業をしたりすればどうしても傷はついてしまうものです。特に力仕事をすることの多い男性の指輪はすり減って薄くなっているものもあります。傷だらけの指輪は以前の輝きを失い、お世辞にも「ステキ」とは言えません。
サイズが合わなくなってくることも当然あります。特に女性は気をつけていてもサイズが変わるタイミングがあります。妊娠・出産でむくみやすくなってしまったり、更年期を迎える頃にホルモンのバランスが原因で指の節が太くなってしまったりします。それでも無理をして使い続けるとどんなにがんばっても指輪が抜けなくなります。
もちろん、「一生モノ」の結婚指輪を買い換えることに不安を覚えたり、縁起が悪いのではないかと考えたりする気持ちもよくわかります。ただ、輝きのない指輪を着けているより、輝く指輪を着けていた方が二人の結婚生活も輝きます。抜けない指輪を着け続けていれば、血が通いにくくなり大変危険です。心当たりのある人は、思い切って「買い換える」という選択をしてみてはいかがですか。10年ごとの節目で買い換えていくのもおすすめです。
結婚指輪を買い換えるメリット
「初代」結婚指輪を買うときは、若くて収入が少なかっただけではなく、結婚式や新婚旅行、新居など、お金をかけなければいけないことがたくさんあり、限られた予算で購入できるものの中から指輪選びをした人も多いと思います。「2代目」結婚指輪は、年齢を重ね、少しゆとりができたからこそ選択肢の幅が広がることでしょう。
若い頃は、細い白い手に華奢な指輪がよく似合い、それを選んだ方もいるでしょう。しかし、年齢を重ね、手にも歴史が刻み込まれ始めると今度は幅の広い指輪が似合ったりもします。洋服にも年代によって似合うデザインがあるように、指輪にもやっぱり年代によって似合うデザインがあります。また、10年経つと新しいデザインも出ています。そのときの自分や世の中の流れに合わせて、あらためて指輪を選ぶことも悪くないはずです。
今回のまとめ
「一生モノ」だと思いこむことで結婚指輪に悩まされてしまっている方は決して少なくはありません。サイズが合わなくなってしまった指輪を我慢して使い続けることは危険です。また、傷だらけですり減った指輪を着けていてもなんだか幸せな気分にはなれません。結婚指輪を買い換えることは決してダメなことではありません。新婚の頃の気持ちに戻って、もう一度結婚指輪を選んでみませんか?