婚約指輪(エンゲージリング)選びは、二人でスタートする共同生活の第一歩となる作業です。共同作業がスムーズに運ぶよう、お互いが心配りをする気持ちをもつことが大切な婚約指輪(エンゲージリング)選びのポイントです。
予算は「給料の○ヶ月分」
婚約指輪(エンゲージリング)選びの際、第一のポイントは予算です。
結婚雑誌のアンケート調査によると、婚約指輪(エンゲージリング)の金額に関する質問で最も多かったのは「30~40万円未満」という回答です。平均価格は約37.5万円という金額でした。昔は「婚約指輪(エンゲージリング)は給料の3ヶ月分」という言葉がありましたが、最近はもっと現実的な金額でだいたい「給料の1.5ヶ月分」を目安にし、購入するときの経済状態で購入できる一品を選ぶ男性が多いようです。婚約指輪(エンゲージリング)は二人の愛の証です。無理をして購入すればいいというものではありません。婚約指輪(エンゲージリング)を実際に指にはめる女性にとっては、「せっかくの婚約指輪(エンゲージリング)だから、自分自身が納得したパーフェクトな指輪が欲しい」と、あれこれと条件を増やしていってしまうことがあります。ですが、こだわればこだわるほど価格は上がってしまい婚約者の男性を困らせてしまいかねません。これから生活をともにしていくので、あらかじめ購入予算を二人の間で決めておき予算内で婚約指輪(エンゲージリング)を選ぶのも心がけたいものです。
STORIAでの婚約指輪(エンゲージリング)の年代別(20~40代)平均相場は「24歳以下:26.4万円」、「25~29歳:36.6万円」、「30~34歳:39.3万円」、「35歳以上:39.0万円」のようになっています。
最終決断は○○がポイント
第二のポイントは、最終決断までの二人の意志統一です。調査によると、婚約指輪(エンゲージリング)を最終的に“このリング”にすると決断するのは、夫となる男性だったという回答が20%、逆に妻となる女性だったという回答が21%。やっぱり一番多かったのは「二人で決断した」という回答で、全体の58%を占めていました。
二人で納得するまで話し合うのは決して間違っていませんが、二人の好みなど主張が強すぎると意見が一致せず、いつまでも婚約指輪(エンゲージリング)が決まらないケースも少なくありません。夫となる男性が「自分の最愛の妻になる女性には、こんな婚約指輪(エンゲージリング)をしてもらいたい」とこだわる気持ちは理解できますが、やはり指輪を実際にはめるのは女性です。最愛の妻となる彼女の意見をある程度組み入れてあげる心の広さをもちたいものです。女性側も、婚約者の男性を困らせてしまわないようにしましょう。
婚約指輪(エンゲージリング)選びに時間をかけるのは構いませんが、なかなか決断できずに時間だけが過ぎてしまうと二人の喧嘩の原因になることもあります。そのため、女性が“デザイン”を男性が“ダイヤ”を選び、こだわりすぎない気持ちをもって一定の段階まできたら二人の直観を大切にし、決断するようにしたほうが、婚約指輪(エンゲージリング)選びはうまくいきます。
今回のまとめ
婚約指輪(エンゲージリング)の予算は「給料の1.5ヶ月分」を目安にし、あらかじめ購入予算を二人の間で決めておき、購入するときの経済状態で購入できる一品を選ぶことがポイントです。最終決断はお互いの気持ちを尊重しあい、二人の“直観”を大切に決断することでうまくいきます。
婚約指輪(エンゲージリング)を選ぶ共同作業はとても幸せな時間です。予算も最終決断もポイントですが、二人の幸せな時間は有限です。“今”しかない二人の幸せな時間も大切にしてください。